本日、曾祖母のお見舞いに行って参りました。

私には今年で94歳になる曾祖母がいます。昔から一言二言三言…とにかく余計な言葉が多い人でした。我が家に同居していた頃なんかは、その影響で身内同士での喧嘩も絶えなかったほど。耳も遠いので声も大きくなり…当然ヒートアップしてました。今では懐かしい話です。

そんな曾祖母ですが、今は施設に入居しています。車いす無しでは生活が出来なくなってしまったから…が主な原因でした。

あれから色々と変わりました。会おうと思えば会える距離、しかし常に近くにいるわけではない。この距離感がよかったのか、家族間での軋轢は無くなり週に1度は誰かが見舞いに行ってさえもいます。主に娘に当たる祖母が行っては「またろくな事を言っていなかった」と笑いながら土産話を聞かせてくれる、そんな毎日です。

そして今日、私自身が祖母と供に赴くこととなりました。以前…一度だけ顔を出しにいったこともあったのですが、それも大分前の話。認知症では無いとは言え、もう忘れているのでは……不安は尽きませんでした。

土産の林檎を片手にドアを開けると、記憶と変わらない小さな背中が。曾祖母です。口を開けば嫌味と軽口の応酬。そして呼ばれた、私の名前。とても安心しました。ああ、この人は変わってない。曾祖母は、曾祖母のままだ、と。

耳の遠い曾祖母に合わせてゆっくりなるべく大きな声で会話をし、曾祖母の作ったという塗り絵や施設内イベントでの作品を見て、元来の器用さはまだまだ健在なのだとここでもう一安心。本当に、元気そうでした。

駐車場で母を待たせているからと、十数分の見舞いとなりましたが…とても嬉しそうな曾祖母の笑顔が見られて、私は行ってよかったと心から思いました。

また、顔を出そう。そして今度は…何かお土産を持っていこう。曾祖母の喜ぶ顔を、また見たいから。